占いについて1

これは好きな人はとても好きだから、ここで書くのはよくないのかもしれない。しかし言ってしまう。

私は占いはけっこう好きだ。
おみくじなんか好きだし、手相もタロット占いもかなり好きだ。

しかし血液型占いは好きでは無い。

信用していない、と書きたいところだが、そうとも言えない所がもはやあるから、嫌いという表現にさせていただく。

理由は。
まあ拒否感を感じる一番大きな理由としては、自分がB型だというのがあるんですけれども（笑）。
血液型占いの中で一番の悪役じゃないですか。
日本人の血液人口で一番多いのはA型なんでしょ？で、そのAからもOからもABからも疎ましがられて、メチャメチャ損な役回りじゃないですか！「他人の花壇を踏み荒らして笑っている」とか？「無神経で気紛れで人を傷つけても平気の平座」とか？ほんと、どの血液型占いでもろっくなこと書かれていなくて、血液型聞かれるの嫌なB型って多いと思いますよ。

で。
そうやって「嫌な占いだな−」と思っている土台があると、すべからく批判的な目で見るようになるわけだ。でもってそういう目で見ていると、「自分はずっと●型だと思っていたけど、実は△型だったのよ！」という人が意外といるに気づく。そうして「自分はO型だと思って今までB型が大嫌いだったのに、自分自身がBだったなんてショックだ。そういわれてみれば自分にもBの要素はあったなあと・・・」などと自分自身を納得させようとするかのような発言をしだしたりする。逆に「どう考えてもBの要素なんて自分にはない。だから血液型占いなんてうそだ！」と啓蒙活動に励みだす輩も出てくる。そんな有り様を見ていると、血液型占いって、結局のところただの思い込みなんじゃないかと疑いを持つようになる。

大体、こんなに局地的な占いなんてない。ヨーロッパで「血液型何？」って聞いてみろってんだ。「Oだとおもうけど、何か？」とかって怪訝な顔をされるだけだ。RHマイナスの人がいざという時のために周りの人間に言っておくくらいのものだ。

おかしいおかしいと思っていたら、ある時（大分前です）新聞に血液型占いについての記事が載っていた。
いわく、「血液型占い」という言葉は、戦前の新聞や雑誌では発見できなかった。現れはじめたのは昭和30年以降である・・・。

め　ち　ゃ　め　ち　ゃ　新　し　い　や　ん　け　っ　！！

最初に始めた人に問いたい。
いったい何件のサンプル集めてそんなこと言うんですか？と。何件集めてB型は自分勝手とか言うんですか？と。

私は占いって好きなんだけど。
それはたとえば迷っていたりする時に、自分の気持ちをはかる一つの方法として、またカウンセリングの効果が多少なりともあるから。
血液型占いって全然癒しの要素ないんですけど。特にええ、B型にとって。

そんなわけで、個人的理由もあって。
科学的根拠もなく、
サンプル数も少なく、
局地的で、
占いのくせに歴史の浅い、
思い込みと刷り込みだけで成り立っているとしか思えない、
そんな血液型占いが私は好きじゃありません。