人質殺害のニュースをみて

※今日のは主義に反して私らしく無い日記です。

はー。
基本的に社会問題は扱わない主義ではあるのですが・・・。今日だけは書かせていただきます。後で消すかもしれません。

今日は一日陰鬱な気分から逃れられそうもない。そういう人は多いのではないかと思う。
理由はこれだ。

イラク日本人人質殺害
http://www2.asahi.com/special/jieitai/hostage/TKY200410310160.html

やはり奇跡は起こりませんでした。
なるべくことがなるべく通り起こってしまったというか。

確かに被害者の彼は、向こう見ずで軽率なバカだ。
彼の軽率な行動には弁護の余地はまるで無いと思う。

しかしいくらバカだからって、
バ　カ　だ　か　ら　と　い　う　だ　け　で　残　虐　に　殺　さ　れ　て　い　い　っ　て　こ　と　に　は　な　ら　な　い　の　だ　。

斬首だなんて・・・。あんまりじゃないですか。彼が何をしたっていうんだ？イラク戦争に参加したわけでもなんでもない。
ひどい無差別殺人だ。
今回のテロ組織のリーダーがヨルダン人であることからも分かる通り、イラクで過激なテロ活動を行っているのはイラク人ではなく、むしろイラクが不利になることを期待している他国人からなる超国家組織だということは、中東問題に関心のあるものにとっては常識のようだが、普通に通り一遍の知識しか無い大半の日本人には「イラクは日本人に害をなす国民で成り立っている」という印象を強く持ってしまうと思う。まさにそれこそがテロ組織の思惑ではあるのだが。

うちはイラク人の知り合いがいたりと、非常に個人的理由もあって、イラクの復興をかなり強く望んでいる。なんとか一刻も早く、普通に旅行できるくらいまでに治安が回復してくれないものかと、じりじりしながら待ち望んでいる状態だ。

自己責任でだの何だの言われているが、そういう問題ではない。
生きるも死ぬのも個人の自由、それは確かにそのとおりなのだが、テログループの人質になれば、もう個人の問題ではなくなるのだ。
安易な気分でだろうが反政府的な目的意識であろうが、安全対策もとらずにイラクに入り込むのはやめていただきたいです。

人が非業の死を遂げるのを見るのはつらく、気分の悪いことですし、イラク復興のさまたげになるので、やめてください。