そして注目の女子SP。
FPl.    Name    Nat.    Points    QB    QA    SP    FS

1    Irina SLUTSKAYA      ハ RUS    92.61    1    1
2    Sasha COHEN      ハ USA    89.78    1    2
3    Carolina KOSTNER      ハ ITA    87.27    3    4
4    Miki ANDO      ハ JPN    86.96    2    7
5    Michelle KWAN      ハ USA    86.21    5    3
6    Shizuka ARAKAWA      ハ JPN    85.74    4    5
7    Elena SOKOLOVA      ハ RUS    84.02    3    6
8    Fumie SUGURI      ハ JPN    83.47    2    10
9    Susanna POYKIO      ハ FIN    80.68    4    8
10    Joannie ROCHETTE      ハ CAN    80.05    5    9
11    Elena LIASHENKO      ハ UKR    79.77    6    11
12    Julia SEBESTYEN      ハ HUN    75.40    6    12

スルツカヤ、コーエン、コストナーの順でまあ順当といえば順当なんですが。
なんだかなあ・・・。前回に引き続いてスルツカヤの点の出方があまりにも不透明というか、めちゃくちゃというか、審査員はスルツカヤがミスする時はなぜだか全員目をつぶってしまったんでしょうか。
少なくともコンビネーションジャンプとスピンでかなり目立つミスがあるんだけどなあ。なんでこれで技術点がこんなに出るかなあ。SPだよ?決められた課題がこなせなかったのにこんなに点出しちゃSPの意味ないじゃん。あとクワンも謎。3ー3が無いのはもちろん、これといった大技もないのに、ひいき点(わが家では知名度点をこう呼んでいる)が技術点まで押し上げるってのはどうもねえ。むしろ旧採点よりおおっぴらに底上げがされているような気がするわ・・・。
村主はコンビネーションの最初のジャンプで転倒してしまい、上位グループから脱落。荒川はランディングで大きくよろけたけど、転びはしなかったんだけどねえ・・・。思うように点が伸びなかった。
ええー?他は良かったじゃん!と私なんかは思ったけど、解説者が「荒川は去年はあんなに軽々3ー3を跳んでいたのに、なんで今年はやらないんだ!」と声を荒げているのを聞いて、分かったような気がした。彼女への評価は「技術がすごいにも関わらず芸術性もある」ってことなのよ、きっと。
3ー3をやらない彼女は、スピンのとろいランビエールや3ー3のないコストナーみたいなもんで、がくんと評価が落ちちゃうのよ。そうに違いないわ。
安藤は非常に難易度の高い3ー3を成功させて4位につけた。解説では安藤の技術点はもっと出てもいいはずだと言っていた。

これだけミスしまくりでも1位なんだから、何をやってもスルツカヤの優勝は動かないだろうけど、どうせやるなら良いものをみせてもらいたいもんです。
なんだかスルツカヤに対して辛口になっちゃったけど、これはスルツカヤのせいじゃないわよ。選手はその時その時の力を出しきってうまく行くときもあれば行かないときもあるんだから。それを正当に評価するのがジャッジの仕事でしょ?何やっても順位が変わらないんじゃジャッジがいる意味なんか無いのよ。頼むよ。

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