頭が痛い・・・

2004年10月4日 旅行
小旅行というか、別の町にお散歩に行った。
今日はとっても天気が良くて、家に帰って頭が痛くなった。
強い日差しの下を永遠と歩いたからだ。
私は直射日光は大嫌い。
夫は太陽の下をただひたすら散歩するのが大好き。

好みが合わなくて困っちゃう。
今回の旅行に持っていき忘れた物。

夫 パジャマ、室内用スリッパ、ボディーソープ
私 ヘアーブラシ、眉ずみ

ボディーソープは二人で使うものだが、私は初めから持っていく気が無かったので私の忘れ物ではない。
しかしブラシを忘れたのは結構痛かった。次は忘れないように十分気をつけようと思う。
かなりめんどくさくなってきたけど、せっかくメモしたからには出費記録だけは書かねばならぬ。

夜吐いたから二日酔いにはならなかった。
朝食後、10時近くなってチェックアウト。普通の一軒家みたいなペンションだが、結構客は多くて、朝食室8テーブル中7テーブルが埋まっていた。
NEUES SCHLOSS新城に向かう。中はミュージアムになっていてなぜかダリ展をやってきた。入場チケットも何もなしで値段を忘れてしまった。不覚。悪いけどダリってやっぱり私の好みじゃないや。
メーアスブルクに別れを告げ、コンスタンツで午後の電車までの時間つぶしをする。
コンスタンツは美術館博物館はそんなに無い。全部で5つ。
ARCHAEOLOGISCHES LANDESMUSEUM考古学博物館に向かう。町の中心から少しばかり離れていて、荷物を背負ったままだとちょっと辛い。
なんたる客の少なさよ!明らかに客よりもスタッフの方が多い。
じっくり見て回った後、昼食を食べる場所を探すが、これ!といった決め手に欠ける。結局ケバブ屋になった。ちょうどケバブを食べたかったところだったので妻は喜ぶ。その後大聖堂に行き、地下など探検した後、最後にイタリアンジェラードを歩きながら食べて駅に向かった。
コンスタンツは始発だったから席予約をする必要は無かったようだ。失敗失敗。
バーデンバーデンで初めて日本人旅行者を見た。

宿泊料 120ユーロ
遊覧船 8ユーロ
新城博物館 6ユーロ?
考古学博物館 6ユーロ
水 1.2ユーロ
昼食(ケバブ屋) 13ユーロ
アイス 1.2ユーロ

計155.4ユーロ
総計345.95ユーロ げっ。
義母に送ったEメールを元に。

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翌日は、世界遺産に登録されているライヒェナウ島に行きました。
島だけど陸続きになっていて、コンスタンツから電車とバスを乗り継いで、接続がよければ20分〜30分くらい。
でも私たちが行った時は接続が悪くて、バスは2時間後だったので、翌檜(夫)の強い勧めで歩いて行きました・・・。葦の広がる湿原地帯の真ん中の小道を3キロ。天気が悪くて寒かったのでちょっと辛かったです。でも翌檜は歩くのが大好きなのでとても楽しかったそうです。
世界遺産の割にはなんてことは無い島でした。
島についてから島内循環観光バスに乗ったら「ライヒェナウ島は『野菜とサラダの島』で、世界遺産にも登録されています」と放送されていましたが、なぜ野菜を作っている島が世界遺産になるのか、わけがわかりません。
翌檜が言うには、世界遺産として価値のあるのは島にある由緒ある古い修道院(聖ゲオルク教会等。888年建造、ほとんど変化のない外観と鮮やかな壁画が残っている)だけど、建物だけでは世界遺産になりにくいから島全体で登録したのではないか、ということでした。
私は、世界遺産になるくらいだから手付かずの自然が残っている特別な自然保護区域なのかと思ってそれを期待していたのですが、そういうものでは無かったです。レタスとかニンジンとかの畑が広がる普通の村でした。
教会や修道院を見て、小さな博物館に一つ行って(この博物館にはボーデン湖に生息する鳥獣や魚の剥製や模型が置いてあって大変参考になりました。昨日食べた魚はこれだったのか・・・と)、コンスタンツを経由して夕方にはメーアスブルクに戻って昨日と別のレストランで夕食を食べました。昨日は湖の眺望が楽しめるレストランだったのですが、この日はあえて道一本入ったレストランへ。きっと安くておいしいに違いない、と。
正解でした。昨日とは別の魚料理(ZANDERと・・・なんだっけ?小さな魚)とワインを一本頼んで食事を楽しみました。豪華な夕食は今日で最後というのと、直前に翌檜とちょっと喧嘩して気がくさっていたせいもあって、つい飲みすぎてしまいました・・・。
さらにその後ワインケラーでさらに一杯。すっかりぐてんぐてんでした。部屋に戻ってから嘔吐してしまった・・・。それから弱っている隙に翌檜にヌード写真を撮られた・・・あ、でもこれは内緒。夫、みっともないから、ちゃんと消してよね。

ライヒェナウ島HP
http://www.reichenau.de/
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(注:後半は日記用に書き足しました)
出費記録
遊覧船往復 16ユーロ
電車賃 3.4ユーロ
水 0.75ユーロ
カフェ 7ユーロ
島内バス一日券 8ユーロ
教会宝物室入場料 2ユーロ
ガイド本 5ユーロ
博物館 4ユーロ
バス電車 3.4ユーロ
SEE LIFE(コンスタンツ) 18ユーロ
夕食(ZANDERとなんか小さな魚。ワイン1本) 43ユーロ
ワイン 7ユーロ
土産ワイン 6ユーロ 

計123.55ユーロ 
義母に送ったEメールを元に。

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2泊3日でボーデン湖に行ってきました。
ドイツの南端にある国内最大の湖で、日本でいうと琵琶湖のようなところです。スイス、オーストリアとの国境に接したところでもあります。
環境保護にとても力を入れているところで、琵琶湖ってちょっと汚いんですか?琵琶湖の方は姉妹都市協定を結びたがっているそうですが、ドイツ側から断わられているそうです。
ドイツではとてもポピュラーな夏の保養地なのですが、日本人観光客の人気は薄いらしく、地球の歩き方にもあまり情報が載っていませんでした。
仕方が無いのでボーデン湖周辺の町HPで色々調べたところ、コンスタンツという町がそのあたりで一番大きな町なんですが、ホテルはダブルで一泊80ユーロ(一万円くらい)から。最多価格帯は100ユーロくらいでちょっと物価が高めなので、思い切ってコンスタンツから船で30分の、メーアスブルクという近くの町のペンションに申し込んでみました。
一泊60ユーロ。
ホテルによっては自己紹介HPを持っている所もあったのですが、そのペンションはEメールアドレスだけで、外観とかは全然分からなくて「賭けだ!」と思って行ってみたのですが、
勝った!・・・というほどでは無かったです・・・。
高台の住宅街の一軒家なのですが、自動車道に沿っていかなければいけない所で歩いていくにはちょっと味気ない。道路に出れば湖が見えるのですが、家そのものは1つ奥の道に引っ込んでいて、部屋からは湖は見えませんでした。部屋の大きさも思ったより小さめ。
「賭けには負けたか?」
と第一印象では思ったけれど、ベットは寝心地良かったし、朝食も結構バラエティーに富んでいたし、静かだったし、値段を考えると結構まずまずな所でした。自動車道だけれど、町の中心からゆっくり歩いても7分くらいだったし。
メーアスブルクは小さいけど、ブドウ畑の広がるきれいで落ち着いた素敵な保養地でした。
ワインと魚料理が売りの町で、ホテル代をケチった分レストランはケチらずおいしそうだと思うレストランに飛び込みで入って、湖を眺めながら、ドイツに来て初めて臭くない魚を食べました!!
ボーデン湖でとれた新鮮な魚で、とてもおいしかったです。
翌檜(夫)は小マスの姿焼き、私はクリームソースがけ。ワインもおいしかったです。

参考までに。
メーアスブルクHP
http://www.meersburg.de/02tourismus/tourismus_index.html
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出費記録
朝食用パンと水 7ユーロ
遊覧船 8ユーロ
Altes Schloss(古城)入場料 12ユーロ
メーアスブルク町地図 1ユーロ
夕食(フェルフェンfelchen(小マス)とワイン) 32ユーロ
アイスクリーム 7ユーロ

計67ユーロ

旅行鞄の思い出

2004年7月9日 旅行
旅行で思い出した。

大学時代、友達とグループ旅行をした時のこと。うち1人が巨大なルイ・ヴィトンの旅行用ボストンバッグを持ってきていた。
バブリーな時代だったから、みんな何かしらのブランド品を持っていたものだけど、それはとても大きなバッグだった。
きっと高価なものだったのだろう、慈しむように大事に大事に取り扱い、座っている時は膝の上に、立っている時は両手に抱え、絶対に地面に下ろそうとはしなかった。入った食堂がほぼ満席で、空いている椅子の上にバッグが置けなかった時どうするのかと見ていたら、あやうく笑いかけてしまった、バッグを膝の上に置いてその上からハンカチをかけて食べはじめたのだ。タクシーや電車を待っている間ももちろん手で持ち続けている。よほどよごれるのが嫌だったのだろう・・・。
それを見て思ったんだけどさ、
それって、旅行鞄として機能していないよ・・・。
ブランド物はいいよ。前テレビでケリーバッグの製作工程を紹介しているのを見て、感動しました私。とてもとても丁寧に作られていて、素晴らしいです。いい物がいいお値段するのは、当然のことです。
でもさ。あんた、旅行なんだからさ・・・。
旅行鞄は多少乱暴に扱われて当然の物だよ。それが惜しいと思うなら、旅行鞄をブランド物になんてするべきじゃないと思うよ。
何ていうの?分相応っていうの?
ブランド物が乱暴に扱われても惜しくない身分になった時にそこまで手を伸ばせばいいんじゃないかしら?今はせいぜいハンドバッグくらいにしてさ。満員の安食堂で後生大事にブランド物の大型バッグを抱えているって、ちょっと滑稽だと思わない?・・・

って当時も喉まででかかったけど、もちろん言いませんでしたけれども。
でもね。本来ステータスシンボルの物を(つまり「これだけの物にこれだけ余分な金をかけられるほど、自分は裕福なのだ」という証)、分不相応に無理して持っているっていうのは滑稽と言うか物悲しいだけって言うか。
やめた方がいいと思うのよ。
ばかばかしいから。

ああそんなあの子はその後どうしているのかねえ。
音信不通です。

ホテル予約

2004年7月8日 旅行
一つ前の日記に書いた、ネットで宿泊申し込みをしたホテルから「予約がいっぱいでお部屋をお取りで来ません」と返事があった。
しょぼーん。
なんのこれしき!あのぶどうはどうせ酸っぱかったに違いない!と、すぐに別のホテルにメールを送ったら、数時間してからそこから電話がかかってきた。「メールを返信したが戻ってきてしまったので」と。
しどろもどろでうまく会話できませんでした・・・。
しょぼーん。
ちょっとドイツ語さぼると、瞬く間に能力が落ちるなあ・・・。
なんとか予約できたから良かったけど。
ボーデン湖に行こうと思って頑張って調べている。

ドイツの夏の保養地の代表みたいな所で、ドイツでは知らぬ者はいない所なんだけど、日本人観光客にはそれほど人気は無いらしく、「地球の歩き方」での扱いは非常に小さい。ボーデン湖一の大都市(ってほどでもないけど、一番大きな町)コンスタンツの紹介も、あるにはあるけどほんのお気持ち、って程度でホテル情報もレストラン情報も載っていないんだよ。町の地図もナイ。
まあなんでここがドイツでは人気の保養地かと言うと、ボーデン湖はドイツで一番大きな湖で風光明媚っていうのと、湖周辺は動植物の生態系がちょっと違うくらい「ドイツ国内では」もっとも気候温暖な所でなんちゃって南国気分を味わえるってことが一番の理由らしいから、それなら日本人からすればわざわざ飛行機で10何時間もかけて行く必要なんてないわけだ。だって本物のトロピカルリゾートに行く方がずっと早いもん。それよりは私だってワイン畑と古城の連なりを楽しめるライン川くだりの方をお勧めするよ。ドイツらしさが楽しめるもん。
でもせっかくドイツに住んでいるのだ。ドイツ人に人気の場所にぜひ1度行ってみたい!
そんなわけでインターネットでも日本語の旅行サイトではほとんど取り上げられていないし、ボーデン湖周辺の旅行体験記も非常に少なくてあっても湖の美しい風景写真が主で、ホテルレストラン情報は全然ないので、仕方ないがない、ああへっぽことはいえドイツ語を勉強して良かった、コンスタンツや周辺の町の公式サイト(ドイツ語)で色々調べたんだけど。

意外に相場が高いのね・・・。

ダブルルームが安くて一泊80ユーロ(約1万円)。二人でだけど。でもライン川沿いの村のペンションなんか二人で50ユーロなんて所がざらにあったんだけどなあ。
なんか熱海って感じ?それとも今は熱海も安いの?
そのうちの安いところにネットで申し込みしてみたけど、1日たってもまだ返事が来ない。
ちゃんと届いているのかなあ。
ちょっと不安だわ。
ま、何はともあれ、行くと決めたんだ。宿は行ってからでもなんとかなるだろう。さて電車のチケット買って来よう。

帰ってきました

2004年5月16日 旅行
いや〜
すごい良かったよ!ベルリン!!

非常に気に入ってしまったよ。激しく気に入ってしまったよ。これ以上無いほど気に入ってしまったよ。
これは嫌だなーと思うところが、ほとんど無いの。
ちゃんと大都市なのよ。文化の香りがするのよ〜!

整然とした街並み!
地下鉄バス市電のフル装備の使いやすい交通網!
名品だけが展示された美術館!
文化的価値の高い物しか置いていない博物館!
大都市なのに緑地が豊富にあって、
なのに今いるへっぽこ田舎都市M市(仮名)より物価が安いのよ!一体どういうことですか、
アレクサンダープラッツでミニケバブが1.5ユーロって!!
ああありえない、ありえない、M市じゃ2.5ユーロからだよ?
聞けば家賃の相場もずっと安いの。

ねーえ、あなたぁ。
今からベルリンの研究所に移ることはできないのー?
なんて半ば本気で口にしてしまうほど、気に入ってしまいました。
いい町でした、ベルリン。
会員制のウィークリーマンションに泊まった。
なので朝食は自力でなんとかしなければならない。初日で何もないので、駅側の朝食メニューの
あるカフェに行く。小朝食セットって何が出るんだろう?と興味津々だったが、
クロワッサンとブロートヘン、ゆでたまご1個、キウイ半個、バターとジャムだった。セットに
飲み物はついていなかったので、別にコーヒーを頼む。二人で8.5ユーロ。
お得感は無いな。激しくビタミン不足だし。
明日からはパンを買って家で食べよう、と二人で話す。

夫はお仕事、私は観光。その足で地下鉄に向かい、二手に分かれる。
月曜日なので大抵の美術館博物館はお休みだ。
開いてそうな所を「地球の歩き方」でチェックする。
お?森鴎外記念館ってところは開いているじゃない。
あと教会、大聖堂は開いている。
それとドイツ連邦議会議事堂(つまり国会)も見学可だ。
これだけあれば十分だろう。
鴎外記念館に行って、舞姫と出会ったという設定のマリエン教会に行ってと。今日は文学散歩だ。

森鴎外記念館は、実際に鴎外が下宿していた場所に作られた大学の付属機関で、非常に小さな記念館
だが、無料。客は少ない。閑散としている。
ここでは直筆原稿や家族に送った手紙が展示されている。
子供たちに送ったカタカナ書きの手紙にはほのぼのする。鴎外下宿当時の部屋を再現した部屋がメイン
展示物か?

次に歩いていける距離にあるドイツ連邦議会議事堂に向かう。ここも入場無料なのだが、こちらは
すごい人だかり。かなりの行列。外階段の下の道まで人が並んでいる。だがせっかく来たのだからと
列の後尾につく。
待つことなんと1時間!(連れなしで・・・)
空港のように荷物検査を受け金属探知機ゲートをくぐった後、エレベータに詰め込まれ、全員最上階に
運ばれる。ついたところは、
ただの展望台。360度ガラス張りの、しかしただの展望台。
これだけ?
議事堂内が見れるんじゃないの?
すっごいがっかり!!なんなのよ、あの行列は!みんな騙されているよ!!
こんなんだったらどこぞのカフェでコーヒーでも飲んでいた方がずっとましだよ。
皆様、どんなに時間があまってもここだけは来る必要はありません。

気を取り直してバスに乗って(観光ポイントを巡る2階建てバスが観光客には超便利。100番か200番。お勧めです)
マリエン教会近くまで行く。
歩いて行ける距離に大聖堂もある。ていうか、大聖堂の方が本来はメイン。風格のある堂々とした
建物。
マリエン教会は残念ながら修復工事中で、外見も中身も足組みばかりが目立って今ひとつ。仕方ないわね。
なるほど大聖堂に比べると小ぢんまりしていて、庶民的というか日常的な感じだ。
疲れたので近くのパン屋でパンとコーヒーで小休憩した後、大聖堂に向かう。
この大聖堂は素敵。入場料が必要だけど、一見の価値あり。地下には霊廟もある。
天井ドームもあるが別料金だし、疲れていたのでそれは行かなかった。

今日の観光はここまで。2階建てバスに乗ってベルリンの観光名所を目で追いながらZOO駅まで行き、
地下鉄に乗って帰る。待ち合わせの時間に遅れて夫に待ちぼうけを食わせる。
ごめんなさい・・・。
家のそばのスーパーで日用品の買い物をしてから近くのガストロのようなところで
ビールと夕食。夫はポーク料理、私は太麺パスタのクリーム和えのようなもの。
両方ともおいしかった。20ユーロ(2600円くらい)。夕食にしては安い。

家は広々していていいけど、寒い。ヒーターをつけてしまった。

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